豆腐屋

ブログ名のセンスのNASA

Fantastic Beasts :The Crimes of Grindelwald  ドゥーユーアンダスタンンンンンドゥ!!

 

 

 みなさんお久しぶりです。4ヶ月くらいの失踪から帰ってきました、豆腐屋です。かなり期間が開いてしまって申し訳ございません。一身上の都合により書く時間が無かったんですよね、、、(言い訳すんなタコ)

 

 それはさておき、「待ってたぜ!」って人も「あ、生きてたんだお前笑」って人もようこそ我がブログへ。今回レビューするのは

 

 

 

ファンタスティックビーストと黒い魔法使いの誕生

                           です!

 

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 こちらはJ.K.ローリングが描く魔法の世界で5部に渡り展開する、新たな冒険の第二弾です。前作に続き主役ニュート・スキャマンダー演じるエディ・レッドメイン、ダン・フォグラー達に加えダンブルドア役のジュード・ロウ、グリンデルワルド役のジョニー・デップといった名立たるキャストが顔を揃えました。

 で、ハリポタシリーズの驚くべき所はキャスティングだけでなく

監督が変わらねえ

 デヴィッド・イェーツって人なんですけど彼、不死鳥の騎士団からメガホンを取り続けているんです。洋画って普通コロコロ変わるんですけどスピンオフまで一緒ってほんとに珍しいことです。

 

 ストーリーは他のブロガーたちが書いてくれてるからいいよね。省きます。そんでもって

 

ここからはストーリーネタバレとマグル置いてけぼりの考察が入ります。

 

 え?ファンタビ一作目は見たけどハリポタシリーズは見てない?Huluで全作品やってっから早く見てこい!!!

 

 というのも、今回のファンタビは初見さん全くわからん状態のストーリー内容なんですよね。まるでJ.K.ローリングが「振り落とされるんじゃねえぞ!」って言いながらジェットスキー爆速で動かしてる感じ。それもそのはず、今まで公開された全てに今作の伏線が散りばめられています。そしてその伏線がストーリーの鍵だったりして、見逃したらもう手遅れ。情報量の暴力ハンパないって。しかし、シリーズ全て見てきた我々魔法使いにとっては「今までよく見てきてくれた。お前らこういうの見たかったろ?」っていうご褒美くれた感じ。我々魔法使いは前8作品で鍛えられたんだ、んなもん朝飯前なんだよ!

 

 

 

 

 さて、総評から行きましょう

作品を彩る魔法動物たちとキャラクター、これが魔法界だ!からのクライマックス怒涛の衝撃

 

 ファンなら何倍も楽しめる小ネタの宝庫、ニフラーとベビーニフラーが可愛すぎてやばたにえん、ファンなら大歓喜ニコラ・フラメルの登場、ニュートのボケや彼の性格故に思わずニヤッとしてしまう言動などを良いバランスで描きながら、魔法族というマイノリティが人間たちマジョリティに対して抱えるマクロな問題と、登場人物が持つ心の悩みといったミクロな問題を照らし、現代社会にも重ねることができる素晴らしきファンタジー作品でした。

 

 で、色々と語りたいところなんですがマジで情報量多すぎて卒論書けるレベルなのでこれだけは言いたい!ってやつをピックアップしますね。

 

物語の真相を知るキーパーソン、リタ・レストレンジ

 前作ではホグワーツでニュートと親しかった程度の情報のみの謎の女性、そして「レストレンジ」の姓を持つものとしてファンをざわつかせていました。今回は序盤からガッツリ出てきます。学生時代、嫌われ者として孤独を抱えていた彼女と親しくなったのはニュートだったんです。このリタがミステリアスかつどこか悲しげのこもったキャラクターで魅力的でした。

 

 しかしこのリタ、ただニュートと親しかった女性ってだけじゃない。クリーデンスに関わる重要人物であり、クリーデンス出生の真実を知る張本人。アメリカへの渡航中に義理の弟とクリーデンスをすり替え、結果的に義理の弟を死なせてしまったのです。そしてすり替えを行ったことによりクリーデンスがノーマジの下で虐待されオブスキュラスを発現させる原因を作ったともいえる人物なのです。ここが恐ろしいほど複雑。回想シーンでマネ妖怪ボガートが見せたものがここで分かって衝撃がハンパなかった。

 

今明かされるクリーデンスの真名

 はいこれ、一番衝撃すぎて失神しかけたやつ。グリンデルワルドが最後に明かした彼の本当の名前は「アウレリウス・ダンブルドア」。ダンブルドア一族が窮地に陥ると現れる不死鳥がクリーデンスの前に現れた時は思わず声が出てしまいました。アルバスの弟にあたるのか、従兄弟にあたるのかはまだ謎のまま。アルバスには父のパーシバル、母のケンドラ、弟のアバーフォース、妹のアリアナという家庭ですので、実の弟ではないかと思います。毎回思うけどハリポタシリーズの家系図ってごちゃごちゃしすぎてわけわからん。

 

 で、見終わった後ふと思ったのですが

リタが船ですり替えた子がダンブルドアの一族だったのは本当にたまたまだったのか?

 や、普通疑問に思いません?レストレンジ家とダンブルドア家がちょうど同じ日に同じ船で、しかもすり替えたらダンブルドア家の子ですよ?そんなことあるか??この真相は次回に期待しましょう。

 

 

 最後に言いたいことはこのファンタスティックビーストという作品、ただニュートの物語というわけではなく

 

これはダンブルドアとグリンデルワルドの物語でもあるということ

 ハリポタシリーズを読んだことがあるならばご存知の通り「ダンブルドアとグリンデルワルドは最後の決闘の末、ダンブルドアが勝利しニワトコの杖を手に入れる」ことになります。今回はその二人がどのような人物かハッキリと描かれていましたね。

 ダンブルドアと言えば「三角帽子に長い髭とローブ」という魔法使いの象徴ともいえる人物でしたが、今回のジュードロウ演じるダンブルドアはセットスーツを着たスタイリッシュなちょい悪オヤジ。しかし、その口からはまるで全てを見透かしたような含みのあるセリフでまさにダンブルドアそのものでした。

 一方でグリンデルワルドは何を考えているのかわからない。一つの強い目的に向かって動いているのは分かりますが、思考がさっぱりわからない。印象的なのはパリでの隠れ家を手に入れるために一家を殺害し丸ごと奪うえげつなさ。まだ小さな赤子もさっくりとやってしまいました。このシーン、まるでハリーとヴォルデモートの邂逅を思い起こさせますが、グリンデルワルドとヴォルデモートの決定的な違いは「グリンデルワルドは直接手を下さない」こと。ヴォルデモートが力でねじ伏せる暗君とするなら、グリンデルワルドは人の心に付け入りゆっくりと壊していくような影。ジョニー・デップはその辺りを完璧に演じてくれました。

 

 しかしながら、戦うと言っても彼らには「お互いに戦わない」という「血の誓い」をしています。お互いは兄弟以上の存在と分かっていながら、それを否定しなければならない葛藤に苦しむダンブルドア。負けるなダンブルドア、頑張れダンブルドア

 

 

 これは考察ですが今後もう一つダンブルドアの物語として深く関わっていくのはダンブルドアの妹、アリアナについて。前作で語られたアリアナについての情報は

・マグルの少年たちに魔法族だとばれてしまい、いじめられて魔力が暴走する

・父が少年たちに反撃した結果、マグル殺しの一家として非難を受ける

・抑圧された末に魔力が暴走、母が死亡

・アリアナを巡って弟アバーフォースとダンブルドアの三つ巴の争いの結果アリアナ死亡

 

 の4つ。我々がクリーデンスとオブスキュラスを知った今

アリアナはオブスキュラスを発現させてしまった

 と考えられる訳です。今作でダンブルドアは「オブスキュラスは愛に飢えた者に宿る、救えるかもしれない。」と語ります。アリアナを救う事は出来なかった。しかし大人になり愛を知った今であれば同じ状況であるクリーデンスを助けられるかもしれない。クリーデンスを救うことは自身の過去に背負った罪の償いになるかもしれないのです。

 

ダンブルドアがハリーに愛の力を説くまでに、何が彼を動かしたのか

 「愛」はハリポタシリーズで一番大きなテーマです。愛を知っていることの強さ。愛は人を守ることの力を持つこと。やはりこれはダンブルドアとグリンデルワルドの物語でもあるわけです。

 

 

 

 今回のレビューは以上となります。やっぱハリポタはおもしれえわ。俺も愛が欲しいよ…

 

 それではみなさん次回のレビューでお会いできるのを楽しみにしております。メリークリスマス、そしてよいお年を!!

 

Avengers/Infinity War  てめーは俺を怒らせた

 

こんにちは。

みなさんGWはいかがお過ごしだったでしょうか。僕は友人にドライブしようと誘われて絶対混むであろう5/4に東名高速道路に乗ってしまいトラウマレベルの渋滞に巻き込まれました。もうしばらく車乗んなくていいかな。

 

さて、今回僕がレビューするのは前回から予告していた「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」です!!!みなさんもうご覧になりましたでしょうか?

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 大変長らくお待たせいたしました。今作は前回に比べスケールも段違い、スパイダーマン、ドクターストレンジ、ブラックパンサー、そしてガーディアンズ・オブ・ギャラクシーも参戦というMARVEL studios 10周年にふさわしいものとなっています!自分はすでに3回観てしまいました。で、早速レビューの方にいきたいと思いますが、

ここからはストーリーのネタバレを数多く含みます。まだ見てないという方はブラウザバックをおすすめします。

監督のルッソ兄弟からは「絶対ネタバレしないで!」と釘を刺されているので悪しからず。見てない奴はダッシュで映画館行って、どうぞ。あとたまに考察入ります。それではいくぞ。

 

 

 

 

 

 

 

とりあえず総評を。

やばたにえんのむり茶漬け、、、

劇場が茫然自失のお通夜状態じゃねえか。ため息しか出ないよ...普通映画ってエンドロール終わって「いや~面白かったなぁ~」って言って帰りますよね、もうそんな雰囲気じゃなかった。劇場出たあともみんな無言だもん。開幕ラグナロクの続きから入るんですけど、早々にロキ死亡。( ,,`・ω・´)ンンン? もうなんかストーリー一貫してただ下るだけのジェットコースターのような感じで(もちろん上がるとこもあった、多少)ストーリーを追うごとに焦りと絶望しか出てこない。サノス強すぎる...リアリティストーン手に入れた辺りからあ、これやべぇなと思いましたね。案の定予想は的中、サノスはガモーラを生贄に捧げソウルストーンをアドバンス召喚。さすがにブチぎれた。タイタンでの戦いとワカンダ決戦は燃えましたねー、どちらともいい勝負だったのですがあえなく惨敗。タイムストーンとマインドストーン(まじでここ泣いた)も手に入れインフィニティ・ガントレット完成。もう誰もあいつを止めることができない。容赦なしの指パッチン、アベンジャーズ半分消滅。(あとで数えたらほんとにきっかり半分だった) サノスの野望は完遂され残されたメンバーに襲いかかる虚無と絶望で物語は幕を閉じた...ちょっと涙でてきた、話題かえよっか。

 

 

今回のみならず今までのMARVELのなにがすごいって

20人以上存在するヒーローを綺麗に集約させ、誰一人その魅力を欠かすことなくMCUという一つの世界を成立させているとこ

マーベル映画がここまで大きなコンテンツとしてやってこれたのはキャラクターの魅力が強く影響しているのではないでしょうか。プレイボーイで天才金持ちのトニー・スターク、自分の信念を曲げることなく真摯に敵と立ち向かうキャプテンアメリカ、ハルクと自分自身の関係にしっかりと向き合うブルース・バナーなど、個々のキャラクター性をしっかりと確立させ、彼ら同士で出会い、別れ、団結し成長していく。ただのヒーロー実写映画ではなく他とも張り合える「ヒューマンドラマ」としても観れるというのが素晴らしいですよね。そして元がコミックという土壌と歴史の深さも合わさって、どこまでもエンターテイメントとして洗練され、隙が無い。ここまで人気を欠くことなくやってこれたのは10年間このコンセプトを貫いたケビン・ファイギを中心としたスタッフ一同が成しえた奇跡だと思います。

 

 

やーでもほんと150分が短く感じましたよね、ついにナノテクノロジーまできたアイアンマンMk-50とアイアンスパイダー,もうお前が最強魔術師だよドクターストレンジ、相変わらずクソヤローなガーディアンズ・オブ・ギャラクシー、待ってましたとばかりに登場、クッソイケメンになったキャプテンアメリカ(筆者の推し)、そしてなにより

お前がMVPだよ、ソー。俺はお前に惚れた

今回のソーはハンパなくかっこよかったです。基本的にMCU単独作の3作品目は自分のアイデンティティに立ち返っていくのがセオリーで、ソーも「ラグナロク」ではハンマーや故郷を失ってもアスガルドは場所ではなく民なのだと気付き、ついにアスガルドの王として民を守ると決めました。しかし、これまで得た大切な仲間、自分の使命までもが今作の冒頭5分でサノスによって簡単に砕かれてしまう。民の命は奪われ、その圧倒的なパワーの前にヘイムダルもハルクも全く歯が立たない。極めつけはアスガルドの誇りを持って死んでいったロキ。もうやめて!ソーのライフポイントはゼロよ! しかし、この因縁があるからこそストームブレイカーを引っさげてワカンダに救援に向かったときがとにかくかっこよかったんですよね。”Bring me Thanos!!!”のセリフとともにアベンジャーズのテーマが流れるのもしびれましたね...鳥肌ハンパなかった。サノスに致命傷も与えたのも彼でしたからね。あとちょっとだった...

 

 

メインキャラだけでなく彼らを支えるサブキャラクターもすごい。ソーの新武器「ストームブレイカー」を作りに鍛冶の惑星・ニダベリアに向かうのですが鍛冶屋のドワーフ役になんとピーター・ディンクレイジが。個人的に一番驚いたのがソウルストーンの眠る惑星ヴォーミアの門番がなんとキャプテンアメリカ/ファーストアベンジャーに登場したレッドスカルだったんです! お前そこに飛ばされてたんかーーーい!!

 

そんなこんなで笑いあり(ほんとにこれが救い)、どシリアスあり、涙ありのインフィニティ・ウォーなんですが、自分3回観て気づいたんですけど

 

これサノスを主人公として観れるんじゃないか

 

 

 と。 

 というのも、まず今作の重要な要素としてコミックでも最強のヴィラン、サノスが登場するということ。「宇宙の半分を消して均衡を保つ」という動機は、その背景に自分の惑星の人口増加や食糧難、ひいては有限なエネルギー資源を長く保つためと、こういったのはもはや手垢のついたものですよね。いつだってラスボスは自分の理想のために世界を滅ぼそうとしますから。しかしサノスは、それを自らの使命として純粋に受け入れていることと、ガモーラを家族として愛するという感情を完全に同居せせていることなど、ソシオパスな性格を持ち合わせています。また、あふれる父性や体格に合わないチャーミングな語り口などギャップが作り出す魅力もある。彼がなにを犠牲にしてでも己が理想を求めるのか。まるで彼が主人公であるかのように物語が進行していきます。こうしたファクターが極悪非道のアベンジャーズの最強の敵でありながら、多くの観客にどうにも憎めない印象を与えていると思います。(一部そんなこと思ってない人もいる)

もちろん動機やそのキャラクター性だけでなく、冒頭数分でハルクとのインファイトで完勝する圧倒的なパワーに、涙を流しながらガモーラを死に至らしめるストイックな情緒、ガントレットを利用したチート級の攻撃法、さらにはワンダが決死の覚悟で愛するヴィジョンごとマインドストーンを破壊したにもかかわらず、時を戻してそれを無に帰す絶望的な演出に至るまで、インフィニティ・ウォーはサノスの見どころがこれでもかと詰め込まれています。

終盤、幼き頃のガモーラとの会話は印象的でした。

”What  did it cost?”       "Everything."

ガモーラの純粋な問いかけにどこか悲しさと優しさ、そして達成感が混ざったような答え。極めつけはエンドクレジット後に表示される"Thanos will return."の文字。ここで初めてこれはサノスの物語だったんだと気づかされるわけです。

 

さて、メンバーも半分消滅したインフィニティ・ウォーですが

アベンジャーズがここでおめおめと引き下がるわけがない。

アベンジャーズ1作目でトニーがロキに対して放ったセリフ

「お前の兄の神様もどき、生きた伝説のスーパーソルジャー、怒りを抑えられない男に暗殺者2人、それをお前は全員怒らせてしまった。どんなに強い軍隊が来ようとお前だけは倒す。 地球が滅ぼされたら、必ず"Avenge"(復讐)する。」

Avengersは直訳すると「復讐する者たち」、意訳するならば「誰かの仇を討つために団結して敵を倒す者たち」となる。その意味で今作は「仲間や親友、愛する者の犠牲」を150分の尺を使った壮大な”前フリ”なのではないでしょうか。長年活躍してきたヒーローたちが歩んできた道のりの全てが今回の絶望的なゴールに向かって用意されたものなのか、だとするならば彼らの紡いできたものは何の意味もなかったのではと思わざるを得ないほどあっけなく訪れる「終わり」は、自分たち世界中の観客のメンタルを奈落の底へと叩き落しました。これまで熱心にMARVELを追いかけてきた皆さんは、残されたメンバーと同じようにかけがえのない存在を失う怒りと悲しみに身を震わせたはずです。

 

つまりインフィニティ・ウォーはヒーローだけでなく世界中のMCUファンを巻き込んで、かつてないほど巨大な復讐=Avengeのの動機を与えるという、その一点のみに全身全霊をかけたものなのではないでしょうか。

 奇しくも残されたのは1作目のオリジナルのメンバー

そしてその最大のAvengeが成し遂げられた時、2008年から続いたAvengersの物語は幕を閉じるでしょう。あと一年待つとか苦行すぎんだろ。

 

 

以上で今回のレビューは終わりです。ちょっと後半考察入りすぎましたね笑 今回はバッドエンドという形になってしまいましたが、文句なしの100点満点の面白さです!!まだ見ていない方は是非とも劇場へ!!まだまだMARVELの波はとどまるところを知りません!

 

 

さて次回のレビューは、と言いたい所ですが今のところ未定です。申し訳ございません。

 

また、今やってるものだけでなく、過去に上映されたものなど、「こんな面白い映画があったよ!レビューして!」といったリクエストがあれば、是非ともコメントしてください!

 

それではみなさん、また次回お会いしましょう。

 

TOUFUYA will Return.

 

これさえみれば大丈夫! ようこそMARVELの世界へ

 

こんにちは。

今週末、いよいよアベンジャーズ/インフィニティウォーが公開される訳ですが、この前友人に「アベンジャーズシリーズたくさんありすぎてどれ観たらいいかわかんない」と言われたので急きょ

10時間でわかる!アベンジャーズシリーズ インフィニティ・ウォーまでの軌跡

をざっくり説明したいと思います。MARVEL Studiosが立ち上がって10年、これまでに18作品以上出してるので、あと3日で今までの全部見るのはまぁキツイ。そこで僕は試行錯誤を繰り返し、削りに削ってこれさえみればMARVELの世界がだいたいわかるよって感じで5作品(合計約10時間)まで絞り込みました。NAVERまとめみたいなあっssssssっさい紹介じゃないから安心してください。

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1:アベンジャーズ(2012)

There was an idea, to bring together a group of remarkable people. To see if we could become something more. So when they needed us, we could fight the battles that they never could. (これ覚えておいてください)すべてはこのセリフ、ニック・フューリーのあるアイディアから始まりました。超人的な力を持つ者たちを集結させて様々な脅威に立ち向かい、世界を守る。アベンジャーズ1作目はそのチームができるまでの物語です。初期メンバーとしてアイアンマン、キャプテンアメリカ、ソー、ハルク、ブラックウィドウホークアイの6人を中心にストーリーが展開されていきます。今作のヴィランであるロキが空間と空間をつなぐことができるアイテム「コズミックキューブ」を利用し宇宙から軍隊を送り込み、地球を支配しようとしますが、それをアベンジャーズが阻止するという感じです。これが世界中で大ヒット、興行収入はアバタータイタニックにつぐ歴代第3位を獲得しました。このようなスーパーヒーローの実写映画作品を、同一の世界観(クロスオーバー)として扱うマーベル・シネマティック・ユニバース(通称MCU)がここから展開されてくわけです。

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2:アベンジャーズ/エイジオブウルトロン(2015)

1作目から3年、ロキの杖を手に入れたアベンジャーズは、アイアンマン(トニー・スターク)とハルク(ブルース・バナー)の解析により人工知能(AI)を生み出せることが判明。早速これを利用した平和維持プログラムの開発に励みますが、プログラムは暴走。AIであるウルトロンは「争いを生んできたのは人類、平和のためにはそれらの元凶である人類の抹殺が必要」と考え、人類滅亡計画を進めますが、そうは問屋が卸さねえとアベンジャーズがまた世界を救うために団結します。ここではアベンジャーズの各メンバーの苦悩、覚醒の兆しと思われるシーン、さらにはアベンジャーズの新メンバーも加わり、今作のみならず、次回作への期待を膨らませていくわけです。自分はこの作品めっちゃ好きで、アイアンマンの新スーツに一目惚れしました。フィギュア買っちゃいました。(7,000円)

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3:キャプテンアメリカシビルウォー(2016)

タイトルはアベンジャーズではありませんが、アベンジャーズ2.5と呼ばれるほどMCUを大きく変える重要な作品です。これを見ないとインフィニティ・ウォーは理解出来ないといっても過言ではないと思います。今までアベンジャーズは多くの脅威から救ってきましたよね。でも皆さん考えてみてください

それらの戦いに巻き込まれた市民も数多く存在する。

ニューヨーク、ワシントン、ソコヴィアと、戦いの場で犠牲になった人々はどう説明すればいいのか。彼らは英雄だと讃える者もいれば、奴らはただの自警団だと主張する者も少なくありません。冒頭ではナイジェリアでテロ組織から街を守る際、市民を巻き添えにし多くの死傷者を出してしまったことからアベンジャーズは国際的な避難を受けてしまいます。その打開策として「ソコヴィア協定」という、今後アベンジャーズは国連の管理下に置かれ、出動には国連の許可が必要といった政策が発足され、メンバーはサインを迫られるわけです。署名賛成派のチームアイアンマンと反対派のチームキャプテンアメリカで対立。お互いに引き下がらず分裂し、ヒーロー同士の激しい対立が生まれてしまうのです。(僕はこのトレイラーめっちゃ好きです。)

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これがMCUは素晴らしいと言われる所以ですね。ただ敵が来たから倒してやったーじゃないんです。そこから生まれる二次被害や社会問題(差別とか)といった我々が生きる現代社会に重ねて観ることができ、よりリアリティが増すしかけが組み込まれているわけです。ルッソ兄弟万歳

 

4:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014)

5:ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー/vol.2(2017)

この2つは分ける必要もないのでまとめて紹介します。これらは地球ではなく宇宙が舞台の物語です。ヒーローは地球だけじゃなく宇宙にも存在するんです。メンバーはならず者、アライグマ、犯罪者、暗殺者、そして木。何から何までクソです。でもめっちゃ面白いです。ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーは地球サイドに全く関与してないのでこれだけ見ても楽しめる作品となってます。自分がこれを好きな理由としては、監督のセンスです。BGMに70,80年代のロックミュージックを多く取り入れていて、テンション爆上がりします。音楽好きな方は気に入ると思うんで絶対見ろ。なんか疲れて語彙力なくなってきた。

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ここまで抑えるべき5作品を紹介したわけですが、実はそれらともう一つ、知っておかなければならないことがあるのです。それは

MCUの核を担う6つのインフィニティ・ストーン

これがMCU最大の謎です。インフィニティ・ストーンとは宇宙誕生の大爆発によって生まれたエネルギーの結晶。現状では宇宙誕生前から存在した「6つの特異点」の残骸として宇宙に散らばっています。それらの存在が明らかになったのは10作目である「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」です。上記で「コズミック・キューブ」とか「ロキの杖」って言いましたよね、あれらはインフィニティ・ストーンの内の一つで、すでにその存在は前から認知されていたというわけです。

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6つの詳細は画像の通り。空間、精神、現実、力、時そして魂を司る石。これさえあれば宇宙を掌握できる力を手にするわけですが、アベンジャーズ/インフィニティ・ウォーはこの6つの石を手に入れようとするMARVEL史上最凶最悪のヴィランであるサノスとアベンジャーズの決戦という内容になっています。まずはこちらのトレイラーを。

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分かるか、この俺の胸の高揚感。冒頭のセリフ、アベンジャーズ一作目でニック・フューリーが放ったセリフなんです。それをメンバーたちが言うとかエモすぎて江門左衛門になった。この時を10年待ったぞ。震えるぞハート、燃え尽きるほどヒート!さぁ、彼らの最後を見届ける準備はできているか。いよいよ公開だ、後悔のないようにしっかり脳裏に焼き付けろ!!

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これにて10時間でわかる!アベンジャーズシリーズ講座は終了です。これでどれから見たらいいか分からないと言っていたあなたとはおさらばです。

興味を持っていただけたのなら恐悦至極、絶対に後悔はさせません、約束します。

これだけじゃ物足りない!と思った方、是非とも他の作品も見てください。なにせMCUはすべての作品に伏線が散りばめられていますからね、作品同士がつながったときの鳥肌といったらそれはもう。

それではみなさん、劇場でお会いできるのを楽しみにしております。僕はいつでも歓迎しますよ。

レディ・プレイヤー・ワン 覚悟はいいか?俺はできてる。

 

はじめまして。

突然ですが自分、映画を見るのが好きでして、公開日に見るのをルールとしてる(ルールというかモットー)のですが、そうなると問題になってくるのが安易に感想を言えない。Twitterとかで言っちゃうとネタバレになっちゃう...もうマヂ無理...あ、ブログにすればよくね?

というわけでブログ始めてみました。ここでは主に自分の観た映画のレビューを綴っていこうかなーと考えてます 何分こうした文章を書くのは今まで無くて誤字,脱字,語彙力皆無(高校の国語の成績は7/10)といった数え役満ですが、その辺はあたたかく見守っていただければ幸いです。もし目に余るのであればコメントなどでご指摘していただければと思います。ちなみに自分はガラスのハートの持ち主です。

 

早速レビューの方にいきましょうね 一応言っておきますが、普通にストーリーに触れるのでまだ観てないという方は先に映画館ダッシュで行ってください。今回紹介するのは4/20公開の「レディ・プレイヤー・ワン」。巨匠スティーブン・スピルバーグの最新作です。

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舞台は2045年、環境汚染や政治の機能不全により荒廃した世界に見切りをつけた人々は「オアシス」と呼ばれる仮想現実(VR)の世界に入り浸っていました。オアシス内では創始者であるジェームズ・ハリデーの遺言により、オアシスの所有権と5000億ドルをかけたゲームが開催されています。それらをめぐって主人公であるウェイド・ワッツを中心に繰り広げらるといったストーリーです。ワンピースかよ。

ONE PIECE OP1 ウィーアー! - YouTube

 

とりあえず総評言っときますね。

スピルバーグマジでありがとう

最初から最後までとにかくたくさんのゲーム、アニメ、映画、音楽が辺り一面に散らばっていて、まるでみんなのおもちゃ箱をひっくり返して遊ぼう!みたいな感じでした。一度観ただけでは追いきれない最高の映像と、絶対みんなが一度は見たことがあるであろうおなじみのキャラクターがワンカットに必ず登場します。一回で全部わかるわけないやん。あと5回は観る。

たしかに万人受けする内容なんですけど、この作品、オタクであればオタクであるほどニヤニヤが止まらない。遺産相続ゲーム(僕はこう呼びます)の一環にレースゲームがあるんですけど、主人公が乗るのはあのデロリアン。BttFでおなじみの。中まですげーんですわ。ちゃんと2015/10/21て表示されてるんですわ。さらには日本で生まれたアニメ、AKIRAの金田のバイクが。ほんまーーー!?ってなりました。よくよく見るとマッハGOGOGOの車も見つけました。多分あの車全部元ネタあるな。障害物としてジュラシックパークT-REXキングコング(実はこいつがレース攻略のカギ)も登場。祭か。

自分が一番興奮したのは作品のクライマックスである最後の鍵を巡る大乱闘です。劇場で声漏れちゃいましたもん。

「俺はガンダムでいく...!」

ダイトウ、よくぞ言ってくれた。それでこそ日本の男や。このセリフ、本編では唯一の日本語で元の脚本は英語の予定だったそう。しかし撮影中突然スピルバーグ監督が「ここは日本語でいこう!」と言い出し、演じた森崎も驚いたという。ここだけではないのですが、本作の中で表現されるスピルバーグの日本のポップカルチャーへの愛とリスペクトに胸が熱くなりました。あるインタビューでスピルバーグは「僕はこの映画に登場する日本のポップカルチャーが大好きだ。みんな知ってるアキラのバイクやガンダムなどね。この映画には日本からやってきた素晴らしいアニメや漫画が詰まっている。僕はそれらを讃えたかったんだ。」と語り、僕の涙のダムは決壊しました。

 

最後のウェイドとハリデーの会話はとても印象深かったですね。

非現実な世界では得られないことが現実の世界では存在する。

ハリデーのセリフ「Reality is real.」はハッキリと覚えています。20年前くらいでしたかね、庵野秀明が「オタクよ、現実に帰れ。」と言ったんです。でもスピルバーグはここでは「辛い時はいつでもここに帰っておいで。」って言ったんですよ。これがいいことなのか悪いことなのか分からないけど自分はこれが心に刺さりました。皆さんにも子供の時に見てたアニメとかやってたゲームありますよね。始まる時のワクワク、プレイ中のハラハラ、終わったときのジーン。あの気持ちが製作者にとって一番嬉しいことなんですよ。レディ・プレイヤー・ワンはハリデーにスピルバーグ自身を重ね合わせて作っていて、最後の言葉は僕たちへの真摯な感謝だったんじゃないでしょうか。そして同時に何度も何度も繰り返しまた自分の映画を訪れて欲しい。そういったメッセージがあったと思っています。きっとスピルバーグはこの映画自分自身ワクワクしながら作ってたんじゃないかなぁ。この作品を見終えた方々で昔好きだったゲームとかアニメを語り合ったりするのもいいかもしれませんね。

 

いかがだったでしょうか。とりあえずレビューはここまでです。始めてのブログですので改善できるとこがあれば改善していこうと思います。気になった人は是非映画館へ行ってみてください。(だいぶストーリーの要旨いったけどな)もちろんIMAX3Dでね。あくまで一個人の感想なので私もこれめっちゃ良かった!とか僕はこう思うなーとか色々コメントしてください!きっといろいろな視点からの考察あると思います。自分はそーゆーの大好きです。

 

さて、今週末はいよいよ待ちに待ったアベンジャーズ/インフィニティ・ウォー!!!次回はこれをレビューする予定です!お楽しみに!